お勧めのビジネス本は「見せかけの勤勉」の正体です。この本は日本人の本当のやる気は大変低く、それは会社などの制度によるものであることを示しています。表面的には会社は個人に頑張って欲しいと思っていますが、実際の制度や仕組みを考慮すると、頑張れば損をするというのが実態になっているからです。
頑張れば頑張っただけ報酬も上がるという企業もありますが、これらも総じて社員にとっては割が合いません。本当に割り良く稼げるなら、会社にとっては、社員に頑張って欲しくないと思うような制度になってしまうからです。会社が頑張らなくても良いという制度を持っているならば、社員は勝手に頑張りだすことでしょう。
企業は社員にやる気をなくさせる制度をつくっているということです。あれこれと手を打ってはいますが、結局は、企業は儲けることしか考えておらず、社員を管理して酷使したがるからです。成果が出れば報酬をたくさん払うと言っても、常にそれは社員からすれば、十分な額ではないのです。仮に十分な額を支払うなら、社員は頑張りますが、企業側としてはそこまで支払ってしまったら、割に合わないという金額になってしまいます。
基本的に実力主義は良いものですが、やるかやらないかは従業員次第でなければなりません。企業がやらせようと管理するための実力主義は見せかけだけの勤勉を作り出すということです。
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